2011年01月12日

カラー魚拓実演会に行ってまいりました

1月9日(日)は大淀川学習館で行われた、

カラー魚拓実演会に行ってまいりました。

デジカメのバッテリーが切れて、たくさん写真が

撮れませんでした。ごめんなさい。

カラー魚拓製作を手順を追って紹介いたします。

今回、実演された方法は間接法と呼ばれる方法です。

まず、中性洗剤と食塩を使って、魚を洗います。

ウロコを保護しているヌメリをよく洗い落とします。

次に、エラをピンセットで取り出します。

魚拓をしない裏側の腹部をナイフで切り

内臓を取り出します。

内部をチリ紙でよく拭き取り、チリ紙を詰めて、

瞬間接着剤で閉じて、腹を復元します。

魚拓板の上に頭を左にして置き、魚が動かないように

安定板、ネンド、押しピン、ガムテープ等で固定します。

背ビレなどもピンと伸ばし、瞬間接着剤で固定します。





ワイシャツのり(キーピング)を薄めて、平バケで魚全体に塗り、

魚の上から布(ベンベルグ)を静かにかぶせて、

よく密着させ、シワと気泡を完全に抜き去ります。









ヘアドライヤーで頭から尾ビレまで平均に乾燥させます。

色をタンポンによくなじませて、淡い色から順に着色、

平均した速度でいねいに小刻みにたたいて、

むらにならないように着色します。

とても根気のいる作業です。あなたにはできますでしょうか?





油性の絵の具です。年期が入っていますねー。





タンポンです。





タンポンに色付けしています。





いよいよ布に着色です。

デジカメで魚を撮影しておいて、色を確認するといいですよ。

絵の具を付け過ぎたところは、ねり消しゴムを使って、色をとります。

カラー魚拓実演会に行ってまいりました

頭を押さえながら、腹部から尾ビレに向かってはぎとります。

布の裏側にして、オキシドールを2倍にうすめ、

スプレーで吹き付けシミのりを完全に洗い落とし

乾燥させます。

魚のウロコが付いていたりすると腐食するので、

十分綺麗に洗い落とします。

大淀川学習館での実演はここまででした。

このあと、4日くらい乾燥させます。そのあと、

作品を裏にして、公告紙(白地)の上に置き、

のりをうすめてムラのないように指先で塗ります。

その上に半紙を静かにのせ、全体にシワを

つけないように貼り付けます。

アイロン台の上に裏側に置き、

上から公告紙(白地)をおき、

アイロンで熱処理加工します。

2,3回繰り返せば乾燥と殺菌が同時にできます。

作品の魚の姿をハサミで切り抜きます。切り終わったら、

裏側からのりを平均にのばし、台紙にセットします。

そして、いよいよ、

目の部分に筆で書き込みます。実物よりやや

小さめに書くのがコツです。

書画と同様に雅号、落款を入れて完成です。

完成写真が無くてごめんなさい。

大淀川学習館に展示されていますから、

そちらをご覧ください。

子供たちは、落ち葉と貝殻の魚拓を作成しました。





興味のある方は実演指導してくださった、

大西 登さままでご連絡を。

〒889-4221
宮崎県えびの市大字栗下74-4
0984-35-0391
090-9481-1495

読んでくださって、誠にありがとうございます。


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Posted by 宮崎情報ねっと at 08:27│Comments(0)レポート
 
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